繊維化性間質性肺炎
父が今日から入院した。
入院時の説明で、病名は繊維化性間質性肺炎とのことだった。
難病指定らしい。
肺が繊維化する肺炎。肺の繊維化とは、さまざまな原因で肺胞壁に炎症や損傷がおこり、壁が厚く硬くなることだそう。繊維化が広がると、酸素を取り込んで、炭酸ガスを排出するガス交換がうまくできなくなる。
繊維化が進行する肺疾患のことを「繊維化性間質性肺炎」と呼ぶそう。
特発性肺繊維症、慢性過敏性肺炎、一部の膠原病に関連する肺疾患、一部のサルコイドーシス、職業関連、遺伝性、原因の同定できない繊維化性間質性肺炎が、繊維化性間質性肺炎だという。
症状は、空咳、労作時の息切れ、息苦しさ、ばち指など。
治らない病気なので、進行を抑える薬と、症状を緩和する治療しかないそう。
抗繊維化薬、抗炎症薬、鎮咳薬、去痰薬などを使って治療。
在宅では酸素療法。ということで、父は既に酸素ボンベと共に行動。家には機械を設置しないといけないらしい。そこまでひどいとは。
経過についての説明は、個人差があり、急速に悪化する場合もあれば、緩徐に進行する場合もあると。
数日から一ヶ月の間に急激に悪化する急性増悪もありうると説明を受けてきた。ペーパーにも書いてある。
急性増悪は症状が良くなっても再び発祥することが少なくなく、特発性肺繊維症患者の死亡原因の約40%を占める。急性増悪の発症頻度は年間5〜15%程度。
繊維化が進行すると急性増悪の発症頻度も高くなるので、進行させないことが大事だそう。
急性増悪発症時には、ステロイドや免疫抑制剤を使用することもあると。彼氏はそうだった。ステロイドも免疫抑制剤も使っていた。
現時点では、急性増悪に対する有効な治療法はなく、死亡率が高い。半数が病院で死亡と書いてある。父の入院している病院では、4人に1人と。
間質性肺炎になったら、急性増悪を予防するのが重要なので、引き金になる風邪やインフルエンザに注意するようにと書いてある。
この説明を受けると疲れるよなと思った。
私の彼氏は急性増悪であっという間だった。毎日病院に通い、最後を看取ったので、その時の経過も知っている。
父は大丈夫だろうか。
最近のコメント